投資信託、どれを買う?
投資信託を初めて買って資産運用を考えた時、どれから買ったらよいでしょうか?
どれが良いかという答えはありませんが
たとえば、株式投資信託を購入したい場合について考えてみましょう。
まず、最初にインデックスファンドを買ってみるという方法があります。
インデックスファンドは、たいていの証券会社、販売会社で扱っているし、自動積み立てで購入できることも多いので、買いやすい。
また、インデックスと連動するように組まれているので、信託報酬も比較的安いのが特長。
それに株式の相場観がなくとも、インデックスが組まれている市場を確認すれば、投資信託の動きもわかります。
このように、インデックスファンドで、市場の値動きについて把握したら、アクティブファンドなども並行して始めるという方法もあります。
投資信託には、さまざまな種類、組みあわせがありますから、このように初心者の場合は、投資信託の特徴をだいたい把握してから、段階を踏んで購入する方法もあります。
海外のREIT(リート)に投資する投資信託
投資信託のREIT(リート)は、不動産投資信託のことですが、投資対象は世界に広がっています。
REIT(リート)は米国が発生であり、最大規模はやはり米国です。
その他、欧州、オーストラリア、アジアにも市場は拡大しています。
日本国内で購入できる米国をはじめとして、世界各国のREIT(リート)に投資する投資信託もあります。
なかには日本のJ−REITと米国のREITを組み合わせた投資信託も登場しています。
世界各国といっても、米国の市場の大きさから、海外REITの主流は米国のREITです。
REITも世界に広げることで、分散投資がというメリットが得られます。
その一方で、海外への投資には、為替変動のリスクがつきものです。
また、投資先の国での不動産価格の下落などにも注意が必要です。
投資信託の運用対象は?
投資信託の主な運用対象は、株と債券といえます。
ファンドはこの組みあわせによって、債券だけに投資、株に投資、または株と債券に両方に投資する投資信託もあります。
株を運用対象とした場合は、ファンドに組入れらた銘柄を売買した利益によって、資産を殖やすことがおもな運用方法です。
その他にも、配当の高い企業の株に投資する投資信託もあります。
また、債券も売買による利益もありますが、受け取る利息によっても殖やすことがおもな運用方法です。
その他にも、株式先物取引、外貨による為替取引など様々な種類があります。
2000年より、不動産が投資信託に組入れられました。
不動産投資信託のことは、REIT(リート)と呼ばれています。
日本の不動産投資信託は、とくにJ−REIT(ジェイリート)と言います。
REIT(リート)も、不動産にだけ投資するものが主な投資方法ですが、複数の不動産投資信託に投資するファンドもあります。
さらに、株と債券にREIT(リート)と性質が違う3つを組入れた投資信託もあります。
このような投資信託は、運用対象の組みあわせによって分散投資を行っています。
投資信託には、このようにいろいろなバリエーションがありますから、資産運用の際には、運用対象についてもよく検討しておきましょう。